Kirikou et la sorcière(キリク エ ラ ソシエール)
今回は、Kirikou et la sorcièreというフランスの絵本です。
フランスの絵本ですが舞台はアフリカで、アフリカ人の男の子を主人公としています。

フランスのアニメーション映画監督であるミッシェル・オスロ(Michel Ocelot)によって描かれた、同名のアニメーション映画をもとにした絵本です。
本の表紙に見える小さな男の子キリクは、とても聡明で様々な問題を解決していきます。
しかし、キリクが産まれた小さなアフリカの村では魔女カルバの陰謀により、若く働き手となる年頃の男性は全員、魔女カルバによってさらわれて村には女性か小さな子供しか残っていません。
水や食料の危機も魔女カルバによって引き起こされて、村は壊滅の危機となっていました。
そんな中、小さな男の子キリクはあの手この手を考えて魔女カルバに誘拐された村人を救って、食料危機を何とかしようと試みます。
最終的にキリクは『なぜ、カルバはこんなにいじわるをするのか?何か理由があるはずだ』と考えだし、実はカルバは大昔はとても良い魔女で人間たちに痛い思いをさせられた経験でいじわるになって支配するようになってしまったことを知ります。
未だに、彼女の背中に刺さっていて彼女を苦しめている棘をとって真の問題解決をしようと行動をおこし、見事、長年カルバを苦しめていた棘を抜くことに成功します。
そして、村には誘拐された男の人が戻ってきて、みな昔の活気あふれる生活を取り戻すというお話です。
学んだフランス語
このキリクはとても文字の多い絵本で単語がたくさん出てくる絵本なので、今回は3つ挙げたいと思います。(数回に分けてブログに載せたいと思います)
『Kirikou saute dans une calebasse et éclabousse』
訳すと『キリクはタライの中に飛び込み、水しぶきをあげます』となります。
calebasse(カルバス)の部分は『タライや桶のような容器』、éclabousse(エクラブス)はéclabousser(エクラブセ)という動詞で『水しぶきをあげる、液体を飛び散らす』という意味です。
calebasseはアフリカ人の方が頭にタライの様な容器を乗せて歩いている姿はきっと誰でも何かしら本屋イメージ図で目にしたことがあるかと思いますが、どうやらこのタライ?の様な容器の事みたいです。
『hautaine et méprisante』
訳すと(魔女カルバの立居振る舞いは)『傲慢で軽蔑』
hautaine(オウテンヌ)は『傲慢、横柄』という意味です。
この絵本の好きなところ
個人的に、この絵本の好きなところは主人公キリクが何らかの問題に遭遇する度に、この問題を引き起こしている本質を見抜いて問題の本質を解決する所です。
その時、たった1ミリ、たった1度のずれだった物事をそのままにしておくと数日後、数ケ月後、数年後にはとてつもなく大きな問題になってしまうという事や、大きななってしまった問題の本質、底辺に隠れてしまっている真の姿をキリクが探していく姿がとても頼もしくて、凄いなと感心してします。
キリクのアニメーションの方も観ましたが、こりゃまたとても素敵でした。
音楽やキリクの動作がしっかり描写されていて、絵本も良いけどアニメーションの方もとてもおすすめです。ぜひ、どちらも観て読んでほしいと思います。


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