Les Trois Brigands(レ トロワ ブリガン)
今日はLes Trois Brigandsを読んでみたいと思います。
この絵本は、フランス児童文学作家Tomi Ungerer(トミー・ウンゲラー)によって描かれた絵本ですが、初刊出版はスイスのチューリッヒでドイツ語にて出版された絵本です。

この絵本は、黒いマントと帽子を被った謎の3人組Brigandsという強盗グループが主人公のお話です。
夜に現れては、お金持ちから金や宝石を盗みます。盗んだ宝石たちは強盗のすみかにしっかり、たっぷりと貯蓄されていました。
そんな、とある日の夜。
いつものように強盗をしようと出発した3人は一台の車を見つけます。
さっそくこの車の中にある金品を強盗するために中を覗くと、なんと驚くこと小さな女の子が一人しか乗っていません。
しかもこの少女以外、盗むものはありません。
3人は金や宝石がないので、この少女をさらう事にしました。
少女をそっと宝物のように抱きしめて、ふわふわのベッドの上に優しく寝かせてあげます。
目が覚めた少女は、この強盗3人組に誘拐されたことには一切驚くことなく、嬉しそうに彼らが盗んだ品物をみて感激します。
そして『これを何に使うの?』と質問すると、3人とも返事に悩んでしまいます。
彼らは財宝を盗んだ後、これらを何に使うか考えたことは無かったようです。
強盗3人組と少女は、とても仲良くなっていきます。
強盗は少女をとても可愛がり、そして少女もまた強盗をお父さんたちの様に慕います。
実はこの少女は孤児で、誘拐された夜とても意地悪な親戚のおばさんのお家に預けられるところだったのです。
誘拐されたとき、実は少女はわざと寝たふりをして誘拐された様です。
強盗達はこの少女の様に親に捨てられた孤児たちを次々と誘拐しては彼らの家に連れて帰ってきます。
そして、貯めこんでいた金や宝石で大きなお城を購入し強盗達と孤児達で一生、楽しく過ごすというお話です。
学んだフランス語
今回のフランス語単語は、
『avec le tromblon, ils menaçaient les voyageurs et les dévalisaient』
訳すと、『火縄銃で旅行者を脅し、強盗した』となります。
le tromblon(ル トロンブロン)は火縄銃で、銃口がラッパのように広がっていて、武器の一種ですがどちらかというと護衛や防衛に使われるような銃の様です(ちなみに、3人強盗はこの銃の中には胡椒を使っています。可愛いですね)
dévaliser(デヴァリゼ)は奪う、強盗です。
物語の中でよく使われる時制・Imparfait(過去進行形)かつ、人称は3人称複数なのでdévaliserはdévalisaientとなっています。
まとめ
少女が誘拐された時、彼女は寝たふりをします。
きっと、意地悪なおばさんのところへ行くくらいなら、面白うそうな強盗に誘拐されたいと思ったのでしょうか?だから、目覚めた時に驚くことなく楽しそうにしていたのでしょうか?
強盗は、少女を宝石のように優しく抱えてふわふわのベッドに寝かせてあげた場面もとてもキュンとする場面です。
この少女が何者かも知らないのに、宝物のように大切にしている強盗達がとても可愛いですね。
全身黒づくめ・彼らが強盗の際には武器を使って脅すみたいに一見すると迫力があるのですが、実は中身は胡椒、かわいい武器です。
盗んだ財宝も今まで、何に使うか?すらも考えていなかったり、、、
彼らの見た目とのギャップが個人的には好きなポイントです。


コメント