Castor-Têtu(カストー テチュ)
今回はこちらの3歳~6歳向けのCastor-Têtuという絵本から勉強したいと思います。

この絵本の舞台は北米、先住民(インディアン)の5歳になったばかりの少年Têtuが主人公です。
5歳を迎えたTêtuは両親に『僕はとても大きくなったので勇敢な戦士になるべく、鷲の羽をとってきます』と言います。
(補足)多くのアメリカ先住民の部族の文化や伝統の中に「勇敢な戦士」になるために儀式や試練を乗り越えるといものがあるそうで、例えば、鷲の羽を手に入れることが、勇者として認められるための重要な象徴となっているようです。
勇ましく旅立ったTêtuが向かうのは、高い山の頂上にいる鷲の巣です。
弓矢を持って、高い山を登り切りやっと着いた鷲の巣を覗くと赤ちゃんの鷲が一匹いるだけです。
Têtuは言います。
『怖がらないでね、僕は君のお父さんに用事があってきたんだよ。君のお父さんが帰宅するまで横で待たせてもらうね』
と、するりと雛鳥の横に座ります。
そして、持ってきた食べ物を雛鳥に与えたり、ワゲワシが雛鳥を狙ってとびかかってきた際も弓矢で追い払い雛鳥を守ります。
そんな事をしていると、ようやくお父さん鷲が帰ってきます。
巣の中に勝手に座っているTêtuを見るなり鷲はTêtuをおおきな足で掴み巣から連れ出します。
この機会を待ちに待っていたTêtuはここぞとばかりに鷲の足を掴んだり、引っ張ったり大暴れ。
Têtuがあまりに大暴れするので鷲は途中でTêtuを落としてしまうのですが、運よく藁小屋のふかふかの藁の中に落ちたTêtuはひらひらと頭上から一枚の鷲の羽根が落ちてくることに気が付きます。
きっと、暴れた際に一枚の羽根が抜けたのでしょうね。
小さいものには優しく、強いものには勇敢に立ち向かったTêtuはこの羽根が戦士の証だと確信し自信と共に家に無事に帰ります。
学んだフランス語
『Krîîîîîîk! Krîîîîîîk! Krîîîîîîk! proteste l’aiglon』(プロテストゥ レグロン)
訳すと
『雛鷲はキリキリキリ!!!と文句を言います』になります。
protesterは抗議する・意義を唱える
l’aigleは大人の鷲、l’aiglonは子供の鷲となります。
フランス語あるあるですが、aigleとaiglonのように動物を指す単語の中に、大人と子供がペアとなっているパターンがよくあります。
かつ、子供の方の発音は大人の単語に『オン』を追加するような単語がよくあります。
例をあげると・・・
猫と子猫 Chat(シャ) – Chaton(シャトン)
鴨と小鴨 Canard (カナー) – Caneton (カネトン)
熊と子熊 Ours (ウルス) – Ourson (ウルソン)
全動物はこのようなペアではありませんが、新しい動物の名前を覚えた際にセットで覚えやすいので個人的に好きです。
まとめ
インディアンの人たちが頭につけている羽根は勇敢な戦士の証という事だってのですね。
絵本を通してフランス語以外にもたくさん勉強させてもらっています。
ちなみに主人公の少年Têtuはフランス語で『頑固者』という意味です。
私もたまに我が子に『Tu es bien têtu!!!』(あなたは本当に頑固者ね)というときがあります。
この単語を覚えたきっかけはフランスに来てまだ浅い時期、フランス人の友人に私が息子にいう様に、同じように『Tu es bien têtu!!!』と言われた事があり、テチュという発音はとても可愛いので、てっきり褒められたのかな?と期待しながら『Têtuってどういう意味だろう~?』と家に帰って調べたら、頑固者(笑)
あ、褒められたのではなかったのね~と、個人的にTêtuという単語を聞くたびにあの苦笑いな思い出が頭によぎります。


コメント