フランスのプログラミング専門学校に入学するまで
前職を退職してからYoutubeやUdemy、そしてデイトラ・プロゲートなどありとあらゆる形で独学でまずはHTML, CSSについて学び、自分自身で簡単なサイトは作れるようにはなるまでに約半年間かかりました。
フランスのハローワークことFrance Travail(旧Pôle Emploi)を通して願書を出せるプログラミング専門学校はたくさんの選択肢がありましたが、どの学校も誰でも入れる学校ではなく最低ラインとして自分で簡単なサイトは作れるレベルという基準が設けられています。
その基準になるまで半年かかって、そこから入学試験があり合格すれば正式にプログラミング専門学校の生徒になれます。
私は郊外に住んでいるので、とにかくオンラインで授業を受けれる学校が最優先条件でした。
まず一番授業内容が充実していそうな学校を希望し試験を受けるものの残念ながら落ちました。第二候補の学校の試験に無事に受かることが出来たので2024年9月からアラフォーで(クラスの平均年齢爆上げしたのは私ですw)ピカピカの一年生気分。
ENI école informatiqueというフランスのプログラミング専門学校で北西のNantes(ナント)という街に本舎があります。私はここのオンラインコースの生徒となったわけです。
8か月の短期集中コース
私が取ったコースはDéveloppeur Web et Web Mobile(頭文字をとってDWWM)というコースで日本語でいう所のアプリ開発者コースとなります。
月曜日~金曜日の9時から17時まで祝祭日関係なしでノンストップの8か月間を過ごしました。
6か月オンライン授業を受け、2か月間は企業でインターンシップをして合計8か月を経て卒業という流れです。
6か月間オンラインで学習する内容
Programme
- L’algorithmique
- Initiation à la programmation procédurale avec Java
- Le développement Web côté Client – Front-End (HTML et CSS)
- Initiation à Javascript
- Projet n°1 : Web (HTML, CSS, JS)
- La Programmation Orientée Objet (POO) avec Java
- Le langage de requête SQL avec SQL Server
- Les notions complémentaires sur JAVA SE
- Le développement Web Côté Serveur – Back-End avec Java Spring Boot
- Projet n°2 : Web (Java Spring Boot)
- Analyse et Conception (Oracle Data Modeler)
- Javascript avancé – Initiation Framework Angular
- Développement Javascript Server /Node.js et NoSQL
- Le développement Web côté Serveur – Back-End (PHP)
- Le développement Web côté Serveur – Back-End (Symfony)
- Projet n°3 : Web (Symfony)
- Le développement d’applications à l’aide d’un CMS (WordPress)
- Projet final
プログラム内容(日本語)
- アルゴリズム
- Javaによる手続き型プログラミングの入門
- クライアントサイドのWeb開発 – フロントエンド(HTMLとCSS)
- JavaScriptの入門
- プロジェクト1:Web(HTML、CSS、JS)
- オブジェクト指向プログラミング(OOP)に関するJava
- SQL言語とSQL Server
- Java SEに関する補足知識
- サーバーサイドのWeb開発 – バックエンド(Java Spring Boot)
- プロジェクト2:Web(Java Spring Boot)
- 分析と設計(Oracle Data Modeler)
- 上級JavaScript – Angularフレームワークの入門
- JavaScriptのサーバー開発 / Node.jsとNoSQL
- サーバーサイドのWeb開発 – バックエンド(PHP)
- サーバーサイドのWeb開発 – バックエンド(Symfony)
- プロジェクト3:Web(Symfony)
- CMSを使ったアプリケーションの開発(WordPress)
- 最終プロジェクト
新幹線レベルのスピードで進んでいきます。
追伸ですが、この授業とは別に英語の教材があってそれも隙間時間に全てやりなさいという事です。(隙間時間ってある?)
2か月のインターンシップの内容
2か月のインターンシップ先を探すのは、もちろん自力です。当初、学校が紹介してくれる会社から選べるものと思っていたら大間違い。
履歴書を作成して、自分でインターンシップ募集している企業を探して履歴書を送って面接して採用になればインターンシップができるという流れです。
先ほどの山の様な理解が追い付かない授業内容に英語の教材をこなす時間、そこへさらに履歴書・会社探し・・・ふむふむ中々のボリュームです。
幸い、私は友人が勤めていた企業で紹介という形でインターンシップをさせて頂けることになり周りは『ひゃーインターンシップ先が見つからない!やばい!』と叫んでいる中、ラッキーな形になりました。
2か月間のインターンシップでは学校から必ず経験しなくてはいけない業務リストが契約書に記載されていて、それをインターンシップ先の先輩や責任者が確認し、私に『じゃあ、これとこれをやっていこう』みたいに業務を振り分けてくれます。
Laravelフレームワークでのアプリ開発に携わりました。
お客様の問い合わせフォームアプリを作成するという開発の中で、学校の必須業務として案件分析・データベース設計・フロントエンド・バックエンドと一通りの業務に触れるという事だったのでフルスタックに開発に参加できました。
つまり、アプリ開発においてデプロイ以外のすべてはインターンシップ先で経験してきなさいという事です。
学校卒業後の資格テスト
8か月間で3回本気で『よし、もう辞めよう。辞めるのも勇気がいる決断だ』と夫に『明日、学校に辞めると連絡する』と弱音を吐いて目がパンパンになるまで泣きましたw
そのたびに、泣くだけ泣いてすっきりすると『いや、どんな形でも最後までやりとげよう』と思い直し、何とか8か月を乗り越えました。
そして、オンラインとインターンシップが終わり8か月を乗り越え残すは卒業と同時にうける資格試験のみ。うん、もうマラソンなら最後のグラウンド、最終コーナーまで来てる。もう一歩だ!の、このもう一歩がとてつもなく大変でしたw
というのも、最終試験を受けるにはレポート提出が義務で、このレポートを出さないものは受験できませんという決まりがあるのです。そして、レポートと言っても合計で80枚ほどのボリュームのものを準備しなくてはいけず、もちろん全てフランス語で誤字脱字も減点対象となります。
更に、①試験内容は1時間程度の筆記試験と②2時間フランス語でパワーポイント資料を基にプレゼンテーションです。
②の2時間フランス語でペラペラ、プレゼンテーションする準備も時間が必要です。
これらすべての準備を2週間でしなくてはいけません。
これが、最終コーナーが最も過酷で辛かった理由です。
母国語でない言語でこれらを準備するのは大変、誤字脱字・文法チェックは夫の助けを借りました。
夫婦二人で2週間ほぼ徹夜でなんとかレポートを仕上げ、レポート完了後はパワポ資料を作ってプレゼンテーションのしゃべりをとことん練習!猛練習!舞台女優がセリフ覚えるくらい集中してプレゼンテーションの練習w。
何とかギリギリ、当日までにレポート提出が出来て、プレゼンテーションも演じるのみwの状態ま整えることが出来、試験を受け努力の甲斐あって無事合格の通知を頂けました。
まとめ
我が子がまだ小さくて手がかからなければ、できればオンラインではなく通う形で先生と対面式の授業を受けたかったのですが、オンラインでも何とかしがみついて結果オーライです。
はっきり言って本当に大変でした。もし、このブログを読んでいる方の中でフランスでデベロッパーになるために学校を探している方がいれば個人的にはオンラインより断然、通学スタイルをおすすめします。ただ、私の様に何らかの理由でどうしても通学できない理由がある場合はオンラインもありだと思います。
授業内容のスピードが鬼早なので、授業についていくために学校の時間以外大量の時間を費やすことになりますし、試験前のレポートなどの事も考慮して、在学中休みゼロ・・・それでもチャレンジされる方はぜひとも頑張ってほしいです☆


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