2024年のオリンピック開会式でインパクトを与えたフィリップさん
2024年のオリンピック・パラリンピックが閉幕しましたね。
フランスも日常に戻りつつあります。
さて、筆者は日本のニュースは基本ユーチューブなどのネットで確認するタイプです。(日本のテレビをみれるようにはしていません)
今年のオリンピックの感想などもネットユーザーの意見を中心に確認しています。
そして、結構目立って意見(賛否両論)が集中しているなと感じたのが、こちらのPhilippe Katerine(フィリップ・カトゥリーヌさん)へのご意見。全身青くなった派手な見た目で、かなりのインパクトを与えたこちらのフィリップさんがネット上でかなり、あれやこれやと言われているのを見かけました。
何者?このフィリップさん
こちらのフィリップさんは、オリンピックという場で歌っているのでお察しのとおり、フランスのスーパー有名人です。
彼はシンガーソングライター・歌手・作家・監督・俳優など、かなり幅広く活動されていて1990年代前半から活動しているのでフランスの幅広い年齢層に知れ渡っている方です。

これは彼のアルバムのジャケット写真ですが、真ん中がフィリップさんで両サイドの二人は彼の本当の父ちゃん&母ちゃんですw
私はフランス人の歌手で一番好きな歌手は誰?という質問に毎回『フィリップ・カトゥリーヌ』と答えるほど個人的に好きな歌手です。
彼の作品のほとんどの歌詞は世の中を風刺しているものが多いです。風刺しているので一見、ドキッとする歌詞などもあるのですがそれらのどれをとっても、彼の優しさや平和を願う思いが感じ取れるので好きなのです。風刺しながらもなぜかクスっと笑えるコミックなPVがセットになっているので彼の曲を聴いたりPVを観たりすると、いつの時代も変わらず何かしらの問題を抱えていてそれをこのような言葉を使って表現するんだな~と半分、姿勢を正される気持ちと同時に本人出演PVの面白おかしいフィリップをみると心から楽しくなって笑ってしまう、これが彼が好きな理由です。
私が好きで頻繁に聴くので息子も歌える曲が多いです。
そして、そんな前からずっと好きだったフィリップがオリンピック開会式によって世界のあちこちで(フランス国内でもです)意見されているので私も私の意見を書いておきたく今回のテーマにしました。
フィリップの名曲『Nu』(二ュ)という歌をオリンピック開会式で歌いました
2024年のオリンピック開会式で披露したフィリップの曲『Nu』(ニュ)は日本語で『裸』という意味です。
そして歌詞の内容は・・・
『Nu』
Nu(裸)
Est-ce qu’il y aurait des guerres si on était resté tout nu ?(もし世の中の皆が裸だったら戦争ってあった?)
Non(いいえ)
Où cacher un revolver quand on est tout nu ?(裸だと、どこに銃を隠せる?)
Où ?(どこに?)
Je sais où vous pensez, mais(私はあなたがどこに隠そうと考えたか知ってるけど)
C’est pas une bonne idée, ouais(それは良いことではない)
Plus de riches plus de pauvres quand on redevient tout nu(金持ちも貧乏も、全員裸に戻った時)
Oui(うん)
Qu’on soit slim, qu’on soit gros, on est tout simplement tout nu(瘦せていても太っていても、裸ってただシンプルさ)
Oui(うん)
Vivons comme on est né(生きようよ、生まれてきたままのように)
Nu(裸)
Vivons comme on est né(生きようよ、生まれてきたままのように)
Nuuuuuuuu(は~だ~か~)
Tout simplement tout nu(ただただ、シンプルに裸でさ)
Nuuuuuuuu(は~だ~か~)
Tout simplement tout nu(ただただ、シンプルに裸でさ)
Comme le sont les animaux, qui n’en font jamais trop(動物たちのように、彼らは決してやりすぎることがない)
Ils voient qu’on ressemble trop à des singes sous des manteaux(彼らは見ている、私たちがコートを着た猿にそっくりだと)
Des pélicans avec des chapeaux nuls(つまらない帽子をかぶったペリカンたち)
Tout simplement tout nul(ただただイケてないのさ)
Restons nus(裸のままでいよう)
Tout simplement tout nu(ただただ、シンプルに裸でさ)
Il n’y aurait pas eu des guerres si on était resté tout nu(もし世の中の皆が裸だったら戦争ってあった?)
Non ?(いいえ)
On est tous sœurs et frères quand on est tout nu ?(皆が裸の時、僕たちは皆兄弟かい?)
Mmh(ふふふん)
Vivons comme on est né(生きようよ、生まれてきたままのように)
Nu(裸)
Vivons comme on est né(生きようよ、生まれてきたままのように)
Nuuuuuuuu(は~だ~か~)
Tout simplement tout nu (tout nu)()
Nuuuuuuuu(は~だ~か~)
Tout simplement tout nu(ただただ、シンプルに裸でさ)
Tout simplement tout nu(ただただ、シンプルに裸でさ) ※以下繰り返し
Tout simplement tout nu
Tout simplement tout nu
Tout simplement tout nu
彼の格好は、ワインの神様Bacchus(バッカス)を表現しているようですね。
ちなみに余談ですが、日本でバッカスというと、ワインの神様でご存じの方もいるかと思いますが『バッカス』はローマ神話での呼び名で、同じ神様をギリシャ神話では『Dionysos』(ディオニソス)と呼ぶそうです。
もし、私がフィリップを知らなくてフランス語もわからない、バッカスも聞いたこともない立場だったら・・・
わくわく、オリンピック開会式を見ていていきなり全身青色のわけのわからないのが出てきて、なんとなく『多様性』を表現しているのかな?との予想はできてもそれ以上は理解できなくて当然だと思います。ネットでみかける多数のご意見も納得はできます。(フランス人間ですら賛否はあるようです・・・)
ただのファンとして、彼の作った他の曲も知っている者としては彼がただ単にインパクトを与えるだけや面白おかしく『多様性』を表現しただけには思えないのです。
彼なりの平和への願いや、どんな人も生きやすい世の中になってほしいという願いのメッセージなんだなとファンとしては、このように受け取っています。
まとめ
色んな意見があって当然ですし、そうであるべきだと思います。
この2024年のパリ・オリンピック・パラリンピック開会式を見て私自身が感じた事・それを見た他の人たちが感じた事を目にして、そして沢山の賛否両論を招いたフランス・・・色んな意味で
『良くも悪くも、とてもフランスらしい The フランス』だったなという気持ちです。


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