フランスあるある『いたちごっこ』1話

たまごが先か鶏が先か?一体、どうなっているのだ?

フランスに住んだことがある人は一度は経験したことがあるであろういたちごっこ

 

フランスに来た当初、フランス語が全く分からないときは本当に苦労しました。

例えばですが、

 

フランスで滞在許可証を申請しに行くと、そこの窓口でこう言われます。

担当者A『滞在許可証申請には、フランスの健康保険証の提示が必要です

私『そうなんですね、そうするとまずは保険証を申請しなくては』

と、保険証を担当している機関にいきます。

 

そうするとそこの窓口ではこういわれます。

担当者B『健康保険証を作成するには、あなたの滞在許可証が必要です

私『いや、でも、あの、、、滞在許可証の受付窓口で保健証がいるって言われたので来たのですが・・・』

担当者『私の問題ではないわ。私たちは保険証申請にはあなたの滞在許可証がいるっていってるのよ』

 

そして、滞在許可証窓口に戻ってその事情を説明すると、こういわれます。

担当者A『私の問題ではないわ。滞在許可証申請にはあなたの保険証がいるのよ』

 

フランスでは、このいたちごっこのように、あちこちをタライ回しにされて結果、答えが見つからないという事件がよく起こります。

大切な書類申請系から始まり、日々の買い物時等ありとあらゆる場面で起こります。

 

私は個人的にこの現象を『いたちごっこが始まった』と名付けています。

 

書類関係を担う機関からスーパーの買い物まで、いたちごっこのはちゃめちゃシステム。

こんなシステムでこの国がなぜ普通に回っているのか本当に不思議に感じます。

 

私のように感じたことがある日本人の方はすごい数がいるはずです。

 

フランスに来た当初は、『きっと私のフランス語の理解が足りてなくて、ちゃんと説明してくれたのにわかっていなかったんだ』なんて、健気に自分のせいにしていた時期もありますが、今となっては自分のせいにしていた自分を反省します笑。

私のディプロムもいたちごっこ

今年2024年の5月に晴れて、フランス国家試験のDWWM(Développeur Web et Web Mobile)という資格を取得できました。

この資格はウェブ開発者の資格でフロントエンド・バックエンドどちらも担うのでフルスタックエンジニアの資格のようなものです。

40歳超えた私が未経験・子育てしながら・母国語でない言語で専門知識を勉強するには本当に苦労しました。

 

独学期間が6か月、スクール期間が6か月、インターン期間が2か月で約1年半ほど、寝る間を削って必死に勉強して、やっとの思いで取得したこの資格。

 

実際に資格証明書が届くまでぬか喜びはできません。

なぜなら、ここはフランスだから笑。

 

試験があったのは2024年の5月29日。

6月初旬には同じ試験を受けた学友たちは私以外全員、合格・不合格に関係なく、どちらかの通知書が届いていました。

 

6月中旬に、とある学友から『で、君は合否どうだった?』と個人メールがありました。

私は『あれ?もう通知きたの?私はまだだよーん』なんて呑気に返事をしたら、

『多分だけど、学校に問い合わせた方がいいよ。君以外全員、すでにとっくに通知書届いているよ』

との事。

 

この瞬間、私の中に『出た!郵便局の仕業か・・・』の不安がよぎります。

これもフランスに住む日本人なら誰もが通る試練だと思いますが、フランス〶郵便事情最悪あるあるです。

 

しかも私の住む地域管轄の郵便局は、私があれこれ引っ越してきたフランス生活の中でも、1位・2位を争う手際の悪さ・郵便がまともに届かない事件をよく引き起こす郵便局です。

 

なので私は学校より、まず先に郵便局に連絡をしました。

クレーム系は電話ではなく絶対メールで証拠を残す』名言も私が勝手に作ったフランス生活で学んだ技から生まれた名言です。

 

『国家資格が入った郵便物が届かない』という内容でメールをおくると、

案の定郵便局の返事は

私たちは日々、何百万通の郵便を取り扱っている業務なので、お客様の問い合わせにはいちいち応える事ができません』ですと。

ふ・ふうううん。これくらいの返事が来ることは予想していたわよ。

そっちがそうなら次はどの手で攻めるか?と考えて返信内容を模索していると5日ほど過ぎました。

 

時はすでに6月後半。クレームメールを送ってから5日後。

ふと、郵便ポストをみるとぐっしゃぐしゃに丸められたけど、それを引き延ばしたような郵便物がポストに投稿されていました。

開ける前から私には、それが私の資格証明書が入っている郵便物だと予測できたのは簡単でした。

 

一度、丸められていた資格証明書を確認後、郵便局には

『あなた達の返信の5日後に、なぜかぐっちゃぐちゃになった私の資格証明書が無事に届きました。不思議ですね。まるで誰かがゴミ箱から見つけたようですね』

と嫌味100パーセントのメールを返信して郵便局とのやり取りはこれにて平定しました笑

郵便局との闘いが終わったのに、次は・・・とほほ・・・

たとえ、ぐちゃぐちゃ・皺だらけでもやっとの思いで取得した私の努力の賜物を隅々までワクワクしながら確認していると、ある異変に気が付きます。

 

このブログの筆者・わたしは女性なのですが、資格証明書には『ムッシュ』男性扱いされている内容でした。

 

勉強という長い道のりと、フランス郵便局という恐ろしくどうしようもない相手を何とか乗り越えて、私の元に届いてくれた愛おしい資格証明書。 

 

なのに、なんでムッシュなのよおおおおおおお(怒)

 

はあ(ため息)・・・次の相手は誰だ?学校か?証明書発行期間か?

私の長いやり取りが、また始まります。

 

少し長くなってきたので、続きは第2話で綴りたいと思います。

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